• モリアオガエル(略してモリアオ)漢字では「森青蛙」とは

  • ケ−キに使うメレンゲのような泡の卵を木の枝にぶら下げる繁殖習性があり、本州のおもに山地に住んでいる
    青森県十和田湖でも生息が確認されている。体長は、オス5−7センチ、メス6−9センチ。体色の明るさが変わり斑点を持つものもいる。自然環境の変化に対応しにくく、最近あまり見かけなくなり、各地にて生息地ともに天然記念物に指定し保護されている。
    当地京都府福知山市では、残念な事に無指定であり、この貴重なモリアオを保護し、環境を守る事を一日も早く願うことである。


  • 産 卵

  • このモリアオの特徴は、下に水面あるいは、湿った所の樹木等の枝等に産卵する事です。(水面に出ていれば土管、パイプ等にも産卵します) 一匹のお腹の大きいメスの上に、複数のオスが重なり合い、場所が決まり静止し産卵がはじまり
    ます。メスが透明の粘液をだし尿とまぜ、後ろ足でかくはんすると 気泡がまざり白く見えます。泡が厚くなりオスメスの後ろ足が隠れるようになると黄色の卵粒を生み出します。
    産卵時間は当寺では約2−3時間かかり朝5時−6時が多いようです。
    産卵場所の高さは、低い物で水面スレスレ、高い物だと3−4メ−トルもの高い所で産卵しています。大きさはだいたい15センチ前後です。
    この高さも気温と雨によっても違うようです。産み始めは低い位置が多く、梅雨にはいると高い位置が増えてきます。

  • 生 活


  • 普段は、産卵時期以外は常に樹上で暮らしています。モリアオが生息している場所には必ず森、林があります。
    この森林も併せて守らなければ住む所が無くなり生きていけません。クモ、ハエ目の昆虫を主食とし、樹上で捕まえています。


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