−冬眠についてー
平成14年6月8日、市川リフレッシュパークで採集し、
あまりの可愛さから家に持ち帰り飼育をはじめました。
11月頃から、急に食欲が落ち込み、
12月には温度が17℃ぐらいまでになると温度を上げても(フィルムヒーターを側面から張る)
自然の体内時計がモリアオガエルにも有るのだろうか、1ヶ所に動かず餌を食べていないのに痩せもしない状態になりました。
これが温度・湿度の低下からの休眠期に入るケースなのか分かりませんが、
レプロ(1600 W600×D300×H600)の爬虫類ケージの床にスポンジマットだけをひきこのまま冬眠飼育を続けました。
スポンジマットで冬眠飼育をしたのは、メンテナンスに時間がかからず、
汚れてもすぐに交換できるためです。床材を土にしてしまうとその中に潜まって落ち着くかもしれないが、
不潔にしていると有毒なアンモニアが溜まり病原体や寄生虫が発生し、
私としては対処できないと思い床材は土ではなくすぐに交換できるスポンジマットで平成15年1月〜3月まで冬眠をさせました。
冬眠中は3ヶ月間エサを食べていませんでした。
水場(タッパーに水をいれる)には入っていましたが、このまま永遠に眠ったまま死ぬ時があると本に書いてあったので、
平成15年11月から園芸用の温室にケージをいれ、温風ヒーターでケージ全体の空気を暖め25℃ぐらいにサーモスタットで管理し、
より自然に近い条件で飼育をしています。
やはり私はカエルを飼育するのが始めてで、もちろん冬眠をさせる経験がなかった為、
こんなに可愛いモリアオガエルを1日でも長く生きてもらいたいと言う思いからリスクの大きい冬眠は平成15年1月〜3月の1回だけにしました。
以上が簡単ではありますが1回だけの冬眠記録です。
その他に平成15年8月15日に全長20mmの無紋型のモリアオガエル3匹を市川リフレッシュパークで採集し、
メス2匹(フジコとシッポ)、オス1匹(シズク)を個別に飼育し、3匹ともかなり大きく育っています。オスはメスより一回り小さいです。
※冬眠はさせず、園芸用の温室ケージで飼育しています。
直接メ−ルではありませんので、当方で転送いたします。
メ−ルのかたはここをどうぞ
多くの方に貴重な生息地情報をお知らせいただき有り難う御座います。
大興寺 住職 有賀祖道 合掌