川合小学校1年生とのモリアオ観察記録
今回の出会いきっかけ
第一回観察 卵塊の発見 5月29日
第二回 おたまじゃくしに孵化 6月7日
第三回 観察記録発表 6月22日
番外 元の池に放流 7月5日
後記 経験して良かったです 7月5日
アンケ−ト&メ−ル
より多くの子供達に「モリアオ」の生態を知って貰いたいので一緒に勉強する事となりました。
初回は、卵塊ができてから。ということにしました。
教室へ持ち帰り水槽に自然の水を張り、その上に枝ごと卵塊を安置して霧吹きで湿りを適時与えて完了です。
午前9時15分到着。校長先生と話の途中に1年生の子供達が「元気よく」挨拶して呼びに来てくれました。
ニコニコしていてほんとにカワイイ良い子達です。
今日は自己紹介と大切なものを教えてくれました。
「りく くん」「あおい ちゃん」
「まこ ちゃん」「だいさく くん」
「れん くん」「ささは ちゃん」
午後12時の約束の時間に教室に到着。丁度先生を囲んでの昼食の最中でした。
自分のお弁当を美味しそうに食べてました。
プログラムの順に進めていきます。 挨拶は「だいさく」くんです。皆さんの前で上手に言えました。
博士より...見学の方も飼ってみたくなるようなせつめいでした。
博士より...モリアオとシュレ−ゲル。とのさまとだるま。くべつのほうほうがよくわかりますよ
博士より...たまごのみつけたときのたのしさがつたわってきましたよ
おたまじゃくしがおおきくなっていくのがわかりました。おおきさもはかれてよかったです。
たくさんのきょうだいですね、はかるのがたいへんでしたね。かずのかぞえかたのせつめいがよくわかりましたよ
すきなもの***ハム、ごはん、そうめん、うどん、わかめ、みずくさ、かつおぶし、じゃこ、にぼし、とうふ
きらいなもの**ふ、こうやとうふ、かんてん、ピ−マン、にんじん たべものはいろんなものにちょうせんしたのですね、すごいですね。おたまじゃくしも、れんくんのすきなものとおなじかな?
「家でも動物が大好きです。カエルの研究してから、なまえ、種類、教えてくれます」とお母さんが楽しそうに話してました。
知っているようで、知らない生態の「モリアオガエル」私も子供達に教えられた事が多々あり、
大変良い経験させていただきました。
皆さん立派な「カエル博士」です。
先生は私のHPにある、静岡県富士郡芝川町上稲子の中学2年生、後藤美幸さんが小学1年生より8年間に渡り、
自由研究として、家の裏にある田圃の石垣に産卵しているモリアオを、
根気よく熱心に記録して研究した成果の話しました。
これにより、雨の降った明くる日の産卵が一番多いという観察結果でした。
場所を体育館に移して全体会です。研究発表では全校児童全員での英語の歌。そして高学年の考えた
見ている来賓の方を飽きさせない趣向の発表でした。。
川合小学校の先生方、児童の皆さん、一致団結しての本当に素晴らしい研究会でした。
お越しの方々にとって印象深い、そして今後の各学校での取り組みに参考に成るのではないかと考えます。
死んでいく原因、調査しました。
水槽での死因の原因は
2.酸欠
3.溺死
そのほかにも理由は有ると思いますが、今回は「2」はエア−ポンプありますので該当しません。
「1」水質はいろんなエサを与えていたようなので考えられます。水槽の水も定期的に交換していましたが回数が少なかったかも..。
「3」も前後の手足が揃いカエルにほとんど変態
していたのが死んでました。
水槽の水は8分目ぐらい沢山あり、上陸に備えての石、木等はありません。
モリアオは吸盤があるので水槽のガラス面に登って行けると思いますが、幼生なので溺死の可能性もあります。
「1」水質の汚れ、病気に対しては、「水の入れ替えとクリ−ンF薬の投入をしました。」
前もって考えていた上記の事項を説明。 理解してくれたかな??
今回、当初は全く知らない学校での学習でありましたが、
数名の先生方とは何らかの繋がりがあったり、
ニュ−スでの報道により近所の方が川合小の卒業生であることが判り、巡り合わせの奇しき縁を感じます。
人間の生きる世界の狭さに改めて接し「ご仏縁とは何処に行っても切ることは出来ない」
縁の不思議があるからこそ、人としての道をやめられません。
追記 観察の経過で残念なことに亡くなった「オタマジャクシ、カエル」達に感謝の意を表すと同時に、経一巻
大興寺 住職 有賀祖道 合掌
それは電話からでした。
「川合小でモリアオ」の観察していますので、一度お会いしてお話を.....。
担任の土田先生との出会いです。
後日、お寺にお越しになって学校のことモリアオの話、資料等のこと...いろんなお話の後。
先生からの「京都府教育委員会指定教育実践パイロット校」に指定されていて1年生はモリアオの研究します..。
発表会は6月22日です。
ひとつ子供と一緒に学習を..。とお話を切り出されました。
5月29日 午前8時15分ごろ土田先生よりのお電話で「卵塊1つ発見」の報告です。
例年より少々遅めで心配してましたが、毎年産卵する場所に今年も来てくれたそうです。
早速9時30分ごろ学校へお尋ねする約束して、用意、用意。
いざとなると何したらいいのか???? 焦りました。
約束の時間に到着して、校長室で校長先生とご挨拶。 NHK、朝日、京都新聞の記者の方も同行して、
教室での初めてのご挨拶。カワイイ一年生6名とのご挨拶を元気にでき○です。
「24の瞳1/2」の視線が強く痛く、責任を感じました。
子供が家から持参した「カエル」を観察しました。
出てくる出てくる...。 「アマガエル」モリアオそっくりの「シュレ−ゲルアオガエル」「ダルマガエル」
本物の「モリアオガエル」もいました。 オスのモリアオです。
モリアオ発見に「ワ−−」と子供達の歓声。一緒におられた校長先生も嬉しそうです。
さて、いよいよ、外でモリアオの卵塊探しです。
探しといっても、土田先生が朝探してくれていました。
高いところなので校長先生が梯子と剪定ハサミ持参で長靴履いての完全装備です。
3メ−トルほどの高い栗の木の枝にありました。
校長先生は長靴しか写ってません。ご苦労様でした。
水槽の前ではいポ−ズ。
その後パソコンル−ムで當山のHPにアクセスしました。メ−ル送信行うのがなかなか難しく、今回は送信できませんでした。
今後卵塊から「おたまじゃくし」に孵化して、水槽に落ちる様子はメ−ルで連絡してくれることになってます。
アクセスの様子です。
貴重な授業の時間で充分な話も出来ず、申し訳ないです。 次回子供達ともっと話して交流したいと思います。
6月5日子供達からの嬉しい知らせです。朝登校したら水槽に孵化した「オタマジャクシ」が沢山泳いでいたそうです。
ファックスで孵化の様子を知らせてくれました。
6月22日 当初より予定されていた学習発表会です。
今回の会は「教員人生の中でも数回しか体験できない大きな発表会」であると前回校長先生のお話の通り相当数の来賓の数であります。
広いグランドも車で埋まり。モリアオの卵塊を子供達と取りに行った裏山の道も車で一杯。
保護者の方も入れたら320名以上の人。
12時25分ごろより父兄、来賓の方がボチボチ来られ授業が40分より始まります。
子供達は冗談を言い合いますが、私は緊張してきました。
三脚に置いたビデオカメラが数台回り始めて、いよいよ授業開始です。
司会の「りく」くんにより進行します。
みなさんの研究「カエル博士」の発表です。
じっけん、かんさつしてみた「おたまじゃくし」のすきなたべもの、きらいなたべものです。
私、有賀祖道のお話です。
前回の打ち合わせでは、「おたまじゃくし」のえら呼吸と「かえる」、はい呼吸について話をする予定でしたが、あおいさんが発表してしまいましたので
急遽変更にして、天敵「イモリ、ヤマカガシ」の話しましたら子供達は知ってました。すごい!!!!!!!!
それではと、カエルが何年したら大人になるのか?? の話をしました。 こちらの話に鋭く子供達が突っ込んできますので「冷や汗」か...。
乏しい話で済みませんでした。
参観の皆様の様子、こっそりと見ました。「子供達の発表を皆さん真剣に聞いているのがよく判りました。」
最後に担任の「土田先生」からです。
総合的学習・生活科発表会は以上で終了です。
7月5日 前日土田先生よりの電話で「オタマジャクシが死んでいくので田圃に放します」
「これ以上観察するのも可哀想なので明日行います」との連絡ありました。
今日5日は暑い日でありますが、風が爽やかでした。
4回目の訪問となる川合小学校、午前9時20分学校の坂を車で上がると「何か懐かしい卒業生のような気分」です。
子供達との交流が楽しいので心が高揚しているのでしょう。
さて、到着後一旦「応接室」にご丁寧に案内頂き、美味しいお茶を優しい先生から頂戴して一服。
間もなくして呼びに来られた、担任の土田先生とご一緒に通い慣れた??1年生の教室へ。
いました、いました。 カワイイ笑顔の「24の瞳1/2」
早速の質問で、子供達から「なぜ死ぬのですか??」
動き回り、移すのに手こずる「オタマ達」と子供達の様子です。
みんなでバケツ運びます。 おや「先生は手ぶら??」
みんなで放流。「元気で育ってね..大人のモリアオになって産卵しに帰ってきてね」とお願いしました
「りくくん、だいさくくん、れんくん、ささはさん、あおいさん、まこさん」
1年生の皆さんが4年生になった5月ごろきっと帰ってきて、皆さんにご挨拶しますよ。
今回の総合学習での外部講師として貴重な体験の機会を与えていただき有り難うございました。
当初お受けしましたときは内心「大丈夫かな?」と思いましたが、
校長先生はじめ教職員の皆様、担任の土田先生。1年生の皆さんに
優しく、ご親切に接していただき無事終わり感謝いたしております。
「冷や汗」「感動」の連続ではありましたが本日の「放流」を以て完結とします。
を以て供養といたします。
メ−ルまたはアンケ−トです |
大興寺 住職 有賀祖道 合掌