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ちさとさんのモリアオ

おもしろ、おかしい観察日記 2 スタ−ト


平成13年6月29日更新(最新情報が一番上です)


*京都市在住、ちさとさんのモリアオ観察記録をメ−ルで頂いています。モリアオの産卵地、行動を細かく観察されています。私一人への保存記録ではなく多くの方に見ていただきたく、ちさとさんの許可を得て今回この記録を公開することになりました。

平成12年のちさとさんの観察日記1はここでどうぞ。

ちさとさんに感謝申し上げます−

ちさとさんへのファンレタ−はここでどうぞ。

*平成9年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*平成10年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

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*平成12年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*平成13年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*ゲストブック開設しました。ご記入下さい。


  1. 6月29日 回収した卵塊のオタマ、無事水槽に引っ越しました。
    卵塊が小さかったので総数は 200ほどですが、相変わらずモリアオのオタマらしくぼ〜っと泳いでます。
    どうし てあんなにやる気なくぽや〜んと水面から水底まで自然落下してころんと転がるの か、キモチを知りたい今日この頃です。
    水は底面フィルターのおかげで水換え毎日しなくてもいけています。 小松菜のかけら(3かける3センチ角くらい)が見事な葉脈標本になるまでに半日 とかからないくらい見事な食欲です。(群がってオタマボールができます。)
    昨日は サラダについていたコーンをいれてみましたが、前回のスイカ同様甘いものには目が ない様子。
    くらいついてうっとりしてる奴(オタマのうっとりしている様子は見もの です。水底でコーンに食いついたままころ〜んと寝転がっている)、ぼーっと食いつ いて離れようとしない奴、泳ぐときに口から離さず、水面まで持っていってしまう奴 など、かなり笑える状況です。
    そういえばひっくりかえったままぷか〜んと浮いていた奴がいて心配していたので すが、どうやら空気を飲み込んだらしく、体のなかに泡のある間、どうやってもひっ くりかえっていました。
    が、本人はあまり気にする風でもなく、のんびりひっくりかえっておりました。(^^;) そういえば、オタマって浮き袋持ってないんでしょうねえ?
    さて、自然に山にあった卵塊の状況ですが、順調にオタマになっていました。浅い 水場ですが、湧き水が絶え間なく供給されているため水温が冷たく、環境は良いよう です。
    山の上のため、気温も涼しく、街中に比べてゆっくりと孵化、成長しているようです。 きょろちゃんはあいかわらず元気です。
    最近は土に半身をもぐらせていることが多いきょろちゃんです。
    えさのハエは、アマガエル1匹では一袋の羽化数をもてあましていましたが、きょ ろちゃんが同居したことによってにわかにサバイバル状態に突入しており、2匹でえ さをとりあっているようです。
    きれいに羽化したハエを食べ尽くし、 水槽には見たくないほどハエのなれの果てが 転がっています(汚い話ですみません)
    毎度思うことですが、カエルの排泄物の多さはすごいですね。 オタマジャクシ時代からそれは言える事ですが・・・

  2. 6月23日 うちの近くの山でもようやくモリアオが産卵を始めたようです。
    ただ、やはり以前の場所での産卵は少なく、3〜4個の卵塊にとどまっています。
    その付近の民家近くの草むら(下に湧き水の水溜りがある)に何と15個をこえる卵 塊を発見しました。
    全部の卵塊が孵ったらすごいことになりそうです(^^;)
    その近くで、産卵のグループからあぶれてしまったのか何とコンクリート直接上に 卵塊がべちゃ〜っとひとつありました。
    それが昨日確認したら、その地べたにある卵塊のなかでオタマジャクシがすでに孵 り 始めているではありませんか!
    このままではコンクリートの上でひからびてしまうだけなので、またもや保護する ハメに・・・(^^;)
    見てしまったものはどうしようもありません。
    まだまだオタマも孵ったばかりのようで卵黄のかなりでかい状態です。
    次の雨で普 通なら水に落ちるというところのようで、卵塊ごとビニールに入れて持ち帰ったので すが、卵塊の中にいる限り守られていて大丈夫のようです。
    その状況とオタマの孵るメカニズムはすごいです。数もすごいです・・・
    できるだけ全員を近くの水場に帰してやりたいとは思いますが、しばらくは面倒を みることになりそうです。いやはや。
    今回は産卵直後に豪雨に見舞われたためいい場所にあった卵塊もかなり早くにぐず ぐずになりかけて状態のよくないものもあるようです。
    願わくば元気なカエルさんがたくさん生まれてほしいものです。
    ところで、我が家のきょろちゃんはアマガエルとのえさ取り争いに忙しいようで す。
    行動力(範囲)の広いアマガエルはどこにでもぱっぱと移動してえさを狙います が、モリアオはどちらかというと待ちの戦法。
    うかうかしているとうちのブタアマガエ ルに全部いかれてしまいます。
    そこでうちのきょろは脳みそをフル回転させたようで、ハエの羽化して飛び出す袋 の口に目をつけがっぷり袋にとりついて微動だにしません。
    自分の体重でハエの入った袋がつぶれかけているところまで見抜けないところがま だまだ甘いですが、何とか先手必勝であおちゃんに対抗しているようです。

  3. 6月9日 さて、きょろちゃんネタですが・・・ 水槽でとてもリラックスしてすごしているようです。
    まだうちでは(さし虫のサイクルが合わなかったのでまだ羽化していないため)え さ はとっていません。
    ところで、「カエル語」ってあるみたいですよ。 きょろちゃんが「けけっけけけ」って鳴きはじめるとしばらくしてアマガエルのあ お ちゃんが「ぐえっぐえっぐえ」。続いてきょろちゃんが「けけこけこけこけこ」 (鳴き方が違うところがミソ)、あおちゃんが「くえこくえこ」。笑っちゃいました。
    カエルって結構集団で鳴いているものですよね。 種類に限らず、一匹が鳴き始めると鳴くみたいです。
    水分やなんかの充足が条件みたいですが。 そういや昔、ウシガエルが「ぶも〜」って鳴いたとき、「ぶも〜」って私が返した ら 「ぶも〜!」って返されたことがありました。
    安全を確認したり、メスを探したり、感覚器官としての「声」って大事なんでしょ うね。
    ちなみにきょろちゃんは前のぺんたより若干せっかちに「けこけこけけけけけ」っ て感じで鳴きます。
    割と高めの声で、う〜んジャニーズJrくらいの若さとルックスってとこですね (笑)
    ではまた・・・!

  4. 平成13年6月1日 ちさとさんの「モリアオ観察 2」スタ−トです。

    「今度の名前は キョロ ちゃん」

    毎年モリアオの産卵時期としては遅いほうのこのあたりではまだまだ産卵の様子は観察できません。
    が、活動は開始しているようです。
    昨日我が家の前に、モリアオが迷い込みました。
    山ではなく住宅街のど真ん中の我が家のしかも玄関の前にどうしてモリアオがいたのか、不思議でなりませんが、なんだか運命的なものを感じてお客様としてお迎えしました(笑)
    まだ若いモリアオで、体色は緑一色。オスのようです。
    前のぺんたより口吻がとがっている感じで(しょうゆ顔ってところですかね)体長5センチくらいです。
    今はアマガエルの水槽に同居してもらっていますが、トラブルもないようです。
    名前は見た目で「きょろちゃん」と名づけました。
    早くごはんをあげなければ。とりあえずさし虫を早く羽化させないといけません。
    ちなみにうちのアマガエルはあいかわらずデブデブですが元気です。
    こうして予期せぬところからうちでまたモリアオが生活することになりました。
    今度は前の観察を踏まえて突っ込んで観察していきたいと思います。
    現在の環境は、土をいれた水槽にポトスが生い茂っていて、水分は霧吹きで与えています。日照のコントロールは温かくなってきたので蛍光灯のみで一日12時間。えさはハエ(さし虫を羽化させて勝手に食べさす)です。
    近々60センチ水槽に引越しさせようと思います。
    ところで、今日産卵の確認に行ったとき、見たことのないおかしなモリアオ(と思われるカエル)を見ました。川原の地面にいたのですが、体色が砂のような薄茶色で小石をちりばめたような模様があり、一目では地面と区別がつきません。ちょうどアマガエルが地面にいるときの体色変化した姿に酷似しています。
    しかし、体長は5〜6センチ、足には吸盤があり、顔つき、背骨の張り具合、口吻の形など、まさにモリアオ。あんなに体色変化した固体ははじめてみました。カメラがなかったのが残念!
    ぺんたの時に、モリアオも体色変化をするのは確認できていましたがあれほどまでとは知りませんでした。
    もっともモリアオが危険をおかしてまで地面を大幅に移動する必要性に大いにかられるのは主に産卵期でしょうし、その時期だけホルモンバランスなどでより体色変化をしやすくなっているのかも?しれません。
    カエルとおつきあいしだして長くなりますが、ますます知りたくなる不思議な友人です。



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