[image :Album122.jpg]注、左の「HOME」をクリックすると表紙へ行きます。

特集和尚が独断で選んだお店へGO






ちさとさんのモリアオ

おもしろ、おかしい観察日記 1(平成12年)  


平成12年の記録です。(最新情報が一番上です)


*京都市在住、ちさとさんのモリアオ観察記録をメ−ルで頂いています。モリアオの産卵地、行動を細かく観察されています。私一人への保存記録ではなく多くの方に見ていただきたく、ちさとさんの許可を得て今回この記録を公開することになりました。

平成13年のちさとさんの最新観察日記2はここでどうぞ。

ちさとさんに感謝申し上げます−

ちさとさんへのファンレタ−はここでどうぞ。

*平成9年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*平成10年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*平成11年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*平成12年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*平成13年のモリアオ生息地情報はここでどうぞ。

*ゲストブック開設しました。ご記入下さい。


  1. 以下 モリアオ観察 1 です。 7月14日  さて、突然ですが、昨日7月14日の晩、我が家のモリアオ「ぺんた」が天国へ行ってしまいました。 1年と少し、「友人」として、楽しくやっていた中での突然の事件でした。 カエルについてはモリアオに限らず、詳しい文献が少ないため、原因などの正確なことはわかりませんが、詳細に全身を観察したところ、後ろ左足太ももに傷があり、少し潰瘍になっているようでした。多分どこかでぶつけたか、何かで傷をしたのが、運悪く悪化したのでしょう。前の日まで元気にエサを食べていたのに、いつもおなかの下にあった足に支障があったなんて、気が付きもしなかった私達でした。 一般的に粘膜に覆われた生物の場合、このような外傷に非常に弱く、すぐ菌などに侵されてしまうそうです。 わかっていても何もできなかったかもしれませんが、悔しさと悲しさの残る結果になってしまいました。 でも、1年ちょっと家族として、友人として、モリアオと過ごせたことはぺんたに感謝の気持ちでいっぱいです。 最近は話し掛けるとなんとなくじっとこちらを見てアイコンタクトができていると錯覚することも多く、エサもピンセットからでもまったく抵抗なく食べてくれていました。アマガエルよりもじっくりと考える(?)タイプのモリアオは、より人間と友人になれる生き物だと実感する日々でした。 アマガエルのあおちゃんは相変わらず元気です。でも赤ん坊の泣き声に反応してけたたましく泣き出したり、食べ過ぎて吐きそうな顔をしていたり、やっぱりよくわからない激しいやつです。 ということで「ぺんた」については今回が最後の報告になってしまいましたが、 昨日までのぺんたの様子を見て気が付いたことをまとめておきます。 エサは相変わらず、サシムシの羽化したものが主でしたが、外にカワゲラなどのいる場合は頑張って捕獲して与えていました。 アマガエルに比べるとがっつくような食べ方ではありませんでしたが、よく食べました。しかし、満腹感はアマガエルよりしっかりあるようで、おなかいっぱいのときは興味なさそうにエサを無視することもありました。また、キョロキョロしているようでないのにしっかり目標は確認しているようで、じっとしてエサが射程範囲に来るとおもむろにジャ〜ンプ!「あ、見えてたのね」って感じです。 排泄は、リズムの問題でしょうか、ほぼ同じ場所にしていました。まるでトイレにするような几帳面さです。 最近は、体に水分が不足してくると土の中によくもぐっていました。そうやって皮膚の乾燥を防ぎ、水分補給をしているようです。 潜る場所もだいたい決まっていて、土の中から潜望鏡のように目だけキョロっと出していました。(めちゃくちゃかわいかったですよ)眠るときは、木の上にいることが多かったので、決して眠るためにもぐっているのではなかったようです。そして水を霧吹きで水槽に補給してやるとノソノソと這い出してきていました。 ちなみに、土の中や上にいるときは彼の体は深緑色になります。アマガエルほどではありませんが、体色変化も見られました。 アマガエルは土の上やミズゴケの上に長くいると、ブチ模様のようなものが出てきます。そして、葉っぱの上に上っても中途半端に緑色になって模様は残っていたりといいかげんな体色変化をしていますが、モリアオは枝の上や葉っぱの上に登ってしまえば気がつかないうちにすっかりもとの黄緑色に戻り、あくまでも単色の体色変化をしかもメリハリをつけてしているように思われました。 梅雨時になって最近は本能でしょうか?夜になると水槽の高いところへ高いところへ登っていました。ああやってお嫁さんを探すのでしょうね。 水槽の大きさもきちんと把握していて、ガラスにぶつかることもなく、かなり細い枝などにも、正確にとびつける運動能力とバランス感覚はさすが樹上生活をする種族だな、と感心していました。また体のつくりも、アマガエルに比べて手が割合的に短く感じられ、ぐっと頭をあげて手をつっぱり、あたりを見回すアマガエルのスタイルとは違い、木の枝などに平行にぴったり寄り添うようにして手も前で合わせるような(ちょうど人間がうつぶせで本を読むような)具合で決して突っ張らず、じっとしているのに楽そうな感じでした。 また、環境適応能力も想像以上に高いようです。 ピンセットにも慣れてくれましたし、蛍光灯で日照の管理をして、水分をちゃんと補給し、あまり極端な蒸し暑さや寒さ(外に比べてどうしても水槽の土は厚みがないので、外では耐えられる気温でも凍ってしまう可能性があるので)対策さえできれば、飼育関してあまり難しい種ではないように思います。(飼育するのが良いかどうかという問題とは別ですが・・・) 守りたい友人であるからこそ、これからも機会があればモリアオと友人になりたいと思います。 ちなみに今年も卵塊を見に行きましたが、昨年の台風で地形と水の流れが大きく変わってしまったので、昨年卵を生んでいた場所は水の流れが速すぎてどうもモリアオも避けた様子でした。 そのかわり何と高さ60センチにも満たないような草に3つの卵塊を発見。その下は水深10センチあるかないかの川の流れのほとんどないところで、人が近づくと、遠くからでもわかるくらいわらわらわらわらとオタマジャクシが動きます。じっくり観察しているとどうもモリアオだけでなく、アマガエル、トノサマガエル、カジカガエル(ではないか?と思うもの)のようなオタマジャクシの山!でした。オタマジャクシの生存できる環境を親ガエルが選び(つまり水の流れがなく、浅いところ)通常は木の上に産み付ける卵を草の上(中?)に産んだらしいです。 これも環境への適応といえますね。 ちなみに今日ぺんたの埋葬をしにその場所へ行ったのですが、オタマくんは元気でした。よく見ると、後ろ足の生えた(出てきた)ものもちらほら確認できました!がんばれ!って応援して帰ってきました。 ただここは夏場地元では有名なバーベキュースポットです。 週末の天気予報で雨予報だと思わずほっとする私達。別に他人を信用しないというわけではありませんが、そこここにあるゴミの山や炭の山(炭は燃やしきれば白い灰になってキレイなのに、そこまでキッチリ管理してくれる人っていないですね・・・)を見るにつけ、無事カエル君や魚さんが育ってほしいと願うばかりです。 さて、長々となってしまいましたが、ようやく定期便でメールが送れる余裕ができたのに、こんな事件が起こってしまいましたが、モリアオはこれからも観察&研究していきたいと思っています。また、いろいろ報告できるように観察します。

  2. 2月13日 平成12年はじめての報告です。モリアオ(ペンタくんは元気のようです) 我が家のカエル君たちは相変わらず元気です。
    モリアオのぺんたはとてもマイペースで、水槽の数箇所にあるお気に入りの場所をいったりきたりの毎日です。
    エサは相変わらず釣りえさのサシムシをほっぽらかしておき、
    羽化したら(さなぎの状態から水槽に入れておき)適当に、勝手に食べていただく方式です。 冬眠もできるようにはしていますが、夜は冷えても昼間は暖かく、
    かといってあまり深さのない水槽の土の中では大地のように保温がきかないことも考え、凍っては困るので、蛍光灯と白熱球で照らし、温度を保っています。 夜は(体内時計が狂うとかわいそうなので少し暗くして)ビニールシートと布で水槽を覆っています。
    今のところさして不快な様子もなく、元気です。
    一緒に買っているアマガエルはどこをどうまちがったのかエサをやればやっただけ食べているのが悪いのでしょうが、
    イエアメガエルのようなおデブちゃんになってしまいました。そのうえ勝手にエサを食べてもらうようにしているせいでしょうが、すっかり野生に戻って(肥満体の野生なんておかしな話ですが)ピンセットからは警戒してまったく食べようとしません。 その点ぺんたはピンセットに警戒する様子もなく、のびのびとしているようです。
    たまには土の中に潜っているようですが、寒いというより気まぐれでもぐっているようです。(皮膚の保湿の意味もあるのでしょうが) ところで、アマガエルとモリアオガエルは体格の違い、性格の違い、生活の違いなど見ていておもしろいですね。
    たとえば、えさのとり方。
    アマガエルはエサがあることを認識するや、即座に臨戦体制。
    自ら向かってエサに突っ込みます。後ろからでも追いかけていってものにする、攻撃性がうかがえます。 一方モリアオガエルは、エサを認識しても自分の守備範囲にえさがやってくるまでよっぽどでない限り攻撃は仕掛けません。
    待ちの戦法です。無駄な体力を使わない分、限られたエサであの体の大きさを維持しているのでしょう。 アマガエルは燃費が悪いようでどえらい量のエサを消費します。一回に食べる量は計り知れません。
    少なくともモリアオと同じ量は平気で食べます。 だいたいつりエサとしてパックされている量は数十匹。仲良く二匹で分けたとしても、羽化して3日と持たないんですから相当です。
    まあといっても毎日やるわけではないのでため食いしているのでしょうが。
    とにかくモリアオはあまり動かず騒がず、静かに暮らしているのが普通のようですね。
    ところで最近デジカメが手に入ったので、近々ぺんたの写真を送ります。
    またようやくネットでも遊べる余裕が出てきたので、報告します。

  3. 10月8日 久しぶりに、ちさとさんから観察記録いただきました。
    出産で少しお休みしていました。無事生まれました。「男の子」駿人(はやと)くんです。「おめでとうございます」
    出産で忙しい間はご主人さんが、カエル君たちの母親代わりしていただいてました。「ご苦労様でした」
    これからも、定期的に育児の暇みて、観察記録送っていただけるそうです。感謝!!!!

    下記報告です。

    我が子誕生から2ヶ月あまりたちました。
    忙しい毎日ですが、カエル君たちも元気ですよ!
    モリアオのぺんたは相変わらずハエを食べてはぶっといウンチをする毎日です。
    少し大きな水槽に引越ししたのでたまに飛んで散歩をしようとしています。(すぐ壁にぶつかりそうになりますが)
    ハエはサシムシを勝手に孵化するようにビンにいれているのですがぺんたはハエが孵化してくるとしばらくビンの上で暮らし、えさを狙っています。
    ここからえさが飛んでくるっていうのをしっかり学習しているみたい。
    毎日一緒に暮らしているとああカエルにも脳みそがあるんだなあと発見することが結構ありますね(笑)
    アマガエルのあおちゃんはぺんたよりも食欲旺盛。
    体の大きさはあんなに違うのに、もしかするとぺんたより食べてんちゃうん!? というほどがっついている毎日です(笑)
    おなかもまるでポリ袋!ハエの孵化した日にはおなかがパンパンになって飛べずに下でじっとしています。あー情けないっ!
    これは木の上に定住するモリアオとフットワークの軽いアマガエルのカロリー消費の違いなのではないでしょうか。
    あきらかに、アマガエルのほうが燃費が悪い! こんなに違うものなのか!と驚きます。
    さて、おたまじゃくしのたまちゃんずなのですが。
    残念なことに全員天国に行ってしまいました。
    5匹ともちゃんとカエルの形に変態したのですが、その時点でピンセットを怖がって?か、エサをほとんど取れなかった子が2匹。
    水分不足か?朝起きると死んでいたのが2匹。 そして、1匹だけすっかりなれた子がいたのですが原因不明で突然死んでしまいました。
    どうも病気をしたのではないかと思います。 水槽の中で蒸れてしまったのかもしれないのですが、生き延びるための条件は非常にきついもののように感じました。
    なんせ弱い!というのが育ててみた印象です。 そして、育ってからうちにいるぺんたと比較して、生き延びた個体はそれなりの生命力の強さを持っているのだと改めて感じます。
    まさしく強いものしか生き残れない、厳しいですね。


  4. 6月28日 うちのぺんたは元気です。
    えさとして飼って(?)いるさし虫も順調に羽化していて今のところ餌には苦労し ていません。
    が、体の大きさも大きさですし、アマガエルのように1回に虫1〜2匹という訳に はいかず、これからどのように餌を確保していくかを今から考えなくてはいけない なあと思っています。
    以前ウチにいたアマガエルはささみを食べました。 ちなみにもも肉など人間がおいしいと思う肉や、鳥以外の肉は味が濃すぎて嫌うよ うです。
    考えてみれば虫は味も淡泊なのでしょうね。カエルに味覚があるのかは判りません が、油分が多い(つまり人間がおいしいと思うほどの脂肪分を含むもの)は体が受 けつけないのかもしれません。(ちなみに以前アマガエルにもも肉をやったときも 一度は食べましたが吐きました)やはりささみあたりから試してみるのがよさそう です。
    完全にぺんたも手から(ピンセットから)虫を食べるようになっているので、そろ そろいろいろな種類の餌も試してみようと思っています。
    ところでぺんたのうんちはやっぱりデッカイです。(笑)
    カワゲラを2匹と蠅を一匹食べたときは、2日に渡ってカワゲラ大のうんちを2個 しました。
    1〜2センチはゆうにあるブツが朝起きて水槽を見るとデーンとある光景は凄いで す。
    元気な証拠とにこにこしている私たちは親ばか(?)ですね・・・

     さてオタマジャクシのほうですが、ウチにやってきた5匹のオタマ「タマちゃん ズ」(個体識別できるわけもないのでこう呼んでいます)は驚異的なスピードで成 長しています。なんせ一日であきらかに一回り程ずつ大きくなって行くんですから すごいもんです。
    食欲も旺盛でパンやご飯粒、ほうれん草などなんでもパクパクやっています。
    最初あった栄養袋がなくなるまではじっとしていることの多かった彼らも今は活発 に動くのですが、なんだか怠け者です。
    というのも、例えば水面までパタパタパタ っと泳いでいったかと思うと突如泳ぐのをやめ、水中を自然落下、水底でポヨンと バウンドして止まりしばらくじっとしている・・・なんて具合で、魚のように泳ご うという意思で泳いでいる感じではありません。だって底でバウンドしてるんです よ!かわいいやらあきれるやら・・・
    餌についても、水の中に落としてもすぐに気づくのではなく、底をはいまわってい る間に見つけるともぐもぐ食べ始めていつまでも放さない、そんな感じです。
    おもしろいのは、パンなど白いものを食べるとお腹が白くなったこと。消化器官が 透明なのか、食べたものの色が白いと判るのです。(ほうれん草はあまりそうは感 じませんでしたが、濃い緑なのでわかりにくいのでしょう)
    これをよく考えてみた のですが、自然の中でオタマを探してもなかなか見つからないことに思い当たりま した。
    モリアオのオタマジャクシは口のカタチがおちょぼ口でどちらかというと底 にあるものを削り取れるようにと思われるのですが、下向きについています。(ち ょうど熱帯魚で水槽の掃除屋さんとして飼う底にすむ魚のような口です)底にある コケなどを食べているのでしょうね。
    ということは食べたものの色が見えた方が保 護色になるのではないでしょうか?
    泳ぎ回っても同じ所にすむ魚などに発見されに くいようになっているのかもしれません。これからも楽しみです。

    さて、卵塊情報です。 いつもの観察ポイントで6月22日に新しいロット(というんでしょうか)で10 個の卵塊を確認しました。
    以前のものはほとんど孵化したようです。この卵塊はそ っとさわるとまだふにゃふにゃしっとりしていたので、新しいもののようでした。
    その後雨が降り続いていたのでまだ見に行っていません。 昨日の大雨が心配ですね。


  5. 6月18日 ようやく雨が降りましたね。 やっぱり雨がないと緑がきれいになりません。
    カエルさんにも恵みの雨でしょうね。
    さて。 モリアオの産卵状況ですが、また一つ14日月曜日現在で卵塊が増えていました。
    が、以前にあった3〜4個が(手の届く木の枝にあったためか)なくなっていまし た。
    木の枝の折れ具合から判断するに、卵塊を持ち帰ったのではなく、バーベキュ ーなどに来た人が何の気なしにふざけて枝を折ったものと思われます。
    悲しい出来 事でした。最近は土日に天気が悪いとホッとします。
    他の卵塊は順調に孵化を始めているようです。ただ雨が少なかったため幾つかの卵 塊をチェックしましたがカラカラになってしまったオタマジャクシが卵塊に張り付 いているものも幾つかありました。
    ところが試しに水をかけてみるとまだ動き出す 個体もあり、オタマジャクシの生命力に感心しました。
    目についたものに水をかけてみたのですが、十数匹が無事水の中へと産まれていき ました。
    いったんいっせいに孵化が始まると卵塊に穴をあけるため、雨がないとこのような 乾燥という事態になるのだなあということを発見しました。
    その中から6匹だけ連れ帰りました。1匹はすでにしっぽが曲がっていてすぐに死 んでしまいましたが、5匹は元気に水槽にいます。
    まだ生まれたてでじっとして動 きませんが、お腹には栄養袋と思われる白い袋を持っています。
    この栄養袋?がす ごくて、お腹側から見ると指紋のような渦巻きがあり、これによって水槽の側面な どに張り付くことが出来るようです。
    オタマの成長は早く、連れ帰った翌日には確実にひとまわり大きくなっていました 。体長は現在3センチほどです。
    卵塊といえばちょっと困ったハプニングがありました。
    卵塊の状態を見に行った帰 りの道すがら、道路脇のコンクリの壁面で、ひとつ卵塊を見つけたのです。
    下には 数センチの深さの小さな水たまりがあるだけ。やむをえず産卵してしまったのでし ょうが、このままでは孵化しても全滅してしまうだけの状態でした。
    やむをえず持ち帰ったのですが、止水している池で手頃な場所がなく、(私たちが 手の届くような所では先述のように人の手が入る恐れもあるので・・・)どないし たもんかいなあと頭を抱えています。
    卵塊の状態からいって孵化にはまだ時間があ りそうなので何とか(最悪は孵化まで待って放流するしかないでしょうね・・・)
    しようと思っているのですが・・・ええいもっと場所を選ばんかい!と思った出来 事でした。
    さて、わが家のモリアオ「ぺんた」は元気にしています。
    最近水槽の中のレイアウトを少し変えて、土を入れてポトスと木の枝を入れました 。
    このごろは蓋が開くと餌が来ると認識しているような・・・ピンセットを見上げ て待っているしぐさをするようになりました。
    食欲は旺盛でカワゲラだと1日に二 匹はぺろりと平らげます。
    夜暗くなると活発に水槽の中を動き回り、高いところへ 高いところへ行きたがるようですが、昼間はべたーっと顎を床や水を入れている素 焼きの皿のフチにつけてだらんとしています。

    ところで些細な発見を一つ。
    カエルは(モリアオもアマガエルも)高いところから落下するとき猫のように必ず おなか(脚)を下にして着地しますね。
    どうみてもひっくりかえって落ちた!と思 われる落下の仕方でも、横向きでも、頭が下の状態で落下しても、背中から落ちる ことがありません。
    樹上生活をするカエルには吸盤があるのでたいがいはどこかにひっかかって下まで は落ちませんが、三半規管は相当発達しているようです。
    さあうちは今水槽が3つになってしまいました。
    まさにカエル屋敷まっしぐらです。
    晴れている日、わが家でクーラーをつけずにいると気温は30度近くまで上がるよ うになりました。
    湿度は55〜60%くらい。アマガエルの経験で行くと、まだそ う気温に神経質にならなくても大丈夫だと思います。

  6. 6月13日 こんにちは めっきり暑くなりましたね。
    わが家のモリアオはすっかり慣れて、カワゲラをピンセットでつまんで目の前に持 っていくとパックリ食べてくれるようになりました。
    今日は2匹のカワゲラを食。 パックリ食べる様子が何とも愛らしくすっかりわが家のアイドルです。
    さて、モリアオの産卵状況ですが、以前から報告しているポイントで今日6月12 日現在11個の卵塊が確認できました。
    以前からあるものはだいぶアワがあらくなって表面はかなり暑さにさらされている 様子がうかがえます。
    アリなどの虫も表面には居ますが、中には進入できない様子。あのアワは様々なも のから卵を守っているのですね。
    わが家の周りは夜になると相変わらずアマガエルの大合唱が聞こえますが、モリア オの鳴き声もなれると案外たくさん混ざっているのがわかります。
    もうしばらくするとウシガエルの声がもっとハバをきかせてくるだろうと思います が・・・
    以前ウチにいた先代のアマガエルは、お腹がすくとゲエッゲエッでした。
    わが家のモリアオはどうもリラックスしているときに鳴くようです。
    時間帯では昼 間より夜、夜中から明け方にかけてが多く、昼間も時々クルクククとやっています 。
    今ウチにいるアマガエルは唐突に鳴く以外はまだまだ落ち着きがなく、餌も手から は食べてくれません。
    水槽に放せば食べるので環境に慣れていないのでしょう。
    カエルの知性の発達の度合いが種によって違うのかどうかは判りませんが、比べて みると、モリアオガエルの方が状況を観察し、用心深い反面、環境への適応能力が あるように思います。
    水槽の中に何カ所かお気に入りの場所もできたようです。
    アマガエルは、個体による性格差が激しく、野性的で、何考えてるのか判らない行 動も多々あります。
    現在わが家にいるアマガエルを含めて4匹のアマガエルを見て いますが、モリアオガエルほど早く環境に適応した個体はありませんでした。
    これから餌の確保難に備えて、釣り餌のさし虫をせっせと羽化させている真っ最中 のわが家はますますカエル中心になりそうです。

  7. 6月9日 わが家のモリアオガエル「ぺんた」は、ますます環境にも慣れて、ピンセットでつ まんだ羽虫もたべるようになりました。
    夜暗くなると「コロココココココ」とよく鳴いています。
    アマガエルと違ってまばたきするんですね。
    明るいところではほとんど黒目を細めて時々まばたきをしています。
    産卵といえば、以前にお話ししていた雲ヶ畑「出会橋」を「魚谷」の方にはいった 砂防ダムのところでもモリアオの産卵が始まりました!!!!!!!!!!!!
    短径13から15センチ、長径20センチほどの卵塊が先週の金曜日の時点で9個 、今日、水曜日の時点で一つ増えて10個になっていました。
    きめが細かくて、金色がかっていて、メレンゲ状というよりバタークリームのよう ですね。
    その下ではモリアオが1匹泳いでいきました。
    泳いでいるモリアオを見たのは初めてでしたが溺れているような水泳しているよう な、何ともかわいらしい姿でした。
    泳いで散歩している生き物ではシマヘビを以前 発見してかわいいなあとおもっていたのですが、今日のモリアオはその上をいって いるかもしれません。
    魚もアブラハヤが産卵期に入っていて、成魚のお腹はパンパンです。
    小さな稚魚も すでにたくさんいますが、その中に混じって今日野生のアマゴを1匹見つけました 。
    水の深さは30から50センチほどのトロ場で、日曜日ともなるとバーベキューの 団体でいっぱいになるところなのですが、さすがに平日はだれもいません。
    願わく ば無事に魚もカエルも育って欲しいものです。


  8. 6月2日 モリアオさんは元気にしています。
    水槽の中にお気に入りの場所も見つけたようで、落ち着いています。
    餌は水槽の中に放したカワゲラを食べたようです。
    糞をしていました。
    体長は約10センチほどで、色は背中側が深い緑色(ヨモギ色っていうのか・・・ 深緑です)一色で白いお腹側に汚れたようなかすかな黒いブチがみえますが、斑紋 というはっきりした感じではありません。

  9. 5月28日 現在わが家にいるモリアオさんは、元気です。
    樹上生活ということなので、イタドリの枝などを水槽にいれたところ、葉っぱの上 や下にもぐって目をきょろきょろさせています。
    オスかメスかまだ確信が持てないのですが、昨夜、2回だけコロロコロロという声 を聞いたような気がするのです。
    生息地についてですが、私の住んでいるところは京都市の北山(通りの名ではなく 、東山、西山などというときの北山)のふもと「西賀茂」というところで、自転車 でもすぐに山に入れるところです。
    その日は雨で、蛙に逢えるかナーと深夜車で「雲ヶ畑」方面に向かったのですが、
    高橋という橋を少し過ぎたところで、道路を横断するモリアオさんに出会いました 。
    旦那の話では、小さい頃から近くの池や山でモリアオはよく見たそうで、今回もし 、
    モリアオに出会っていなくても今年は毎年モリアオの卵があるらしいという所へ もともと卵を見に行く予定をしていました。
    その場所は、雲ヶ畑の「出会橋」というところを「魚谷」方面へいく途中にある河 原で、いつもワタシはアブラハヤを釣りに行ったりイタドリやイチゴを食べに行っ たりするところです。
    ただそこは車で行けるので、夏になるとバーベキューの団体 が山盛り来てしまい、なかなか静かに遊ぶのは難しいのですが・・・
    そっち方面にいかず更に雲ヶ畑のメインストリートを行くと「岩屋橋」という橋が ありそこから山手に入ったところに「志明院」というお寺があるのでもしかしたら ご存じかもしれません。
    すんでいるところが山の麓なので、あまり特別山に入った!という感じはしないの ですが、低山地帯とはいえ北山は野生の狸や鹿や熊もいるところ。
    最近は近くにゴ ミ焼却場ができるとかで、でっかいトラックがブンブン通っていくのがなんとも悲 しい限りです。
    ただ、山林価値が低山のためあまりあがらないせいもあってか、かろうじて自然の 息づかいを聞くことは今のところできています。
    まあまあ幸せな環境なのでしょうね。
    ちなみに雨蛙はウチの前にも山ほどいます。
    もうすぐウシガエルの声も聞こえてくるかなーと楽しみにしています。

  10. 5月27日 こんにちは 突然お便り申し上げます。
    以前ニホンアマガエルを飼っていました。 冬越しはしたのですが、最近突然脱走して死んでしまいました。
    最近蛙の鳴き声がひっきりなしに聞こえるようになり、寂しいので、夜、蛙にあお うと出かけたところ、モリアオガエルを見つけました。
    今、わが家の水槽にいます。
    見たところまだ興奮しているようなので、トビケラを水槽に入れましたが食べませ ん。
    でも、いろんなものに反応しているので目はいいのかなーと感じます。

  11. 芦田千里さんのモリアオ「ペンタくん」との出会いからです。


「モリアオガエル」の生活についてはここをクリックして次のペ−ジへGO

和尚へのメ−ル&アンケ−ト


和尚へのご意見、ご感想ご遠慮なくどうぞ、モリアオガエル生息地情報もお知らせください
メ−ルのかたはここをどうぞ(普通のメ−ルです)
アンケ−トのかたはここをどうぞ(CGIアンケ−トです、アドレスの無い方、すぐに送りたい方)