6月28日 うちのぺんたは元気です。
えさとして飼って(?)いるさし虫も順調に羽化していて今のところ餌には苦労し
ていません。
が、体の大きさも大きさですし、アマガエルのように1回に虫1〜2匹という訳に
はいかず、これからどのように餌を確保していくかを今から考えなくてはいけない
なあと思っています。
以前ウチにいたアマガエルはささみを食べました。
ちなみにもも肉など人間がおいしいと思う肉や、鳥以外の肉は味が濃すぎて嫌うよ
うです。
考えてみれば虫は味も淡泊なのでしょうね。カエルに味覚があるのかは判りません
が、油分が多い(つまり人間がおいしいと思うほどの脂肪分を含むもの)は体が受
けつけないのかもしれません。(ちなみに以前アマガエルにもも肉をやったときも
一度は食べましたが吐きました)やはりささみあたりから試してみるのがよさそう
です。
完全にぺんたも手から(ピンセットから)虫を食べるようになっているので、そろ
そろいろいろな種類の餌も試してみようと思っています。
ところでぺんたのうんちはやっぱりデッカイです。(笑)
カワゲラを2匹と蠅を一匹食べたときは、2日に渡ってカワゲラ大のうんちを2個
しました。
1〜2センチはゆうにあるブツが朝起きて水槽を見るとデーンとある光景は凄いで
す。
元気な証拠とにこにこしている私たちは親ばか(?)ですね・・・
さてオタマジャクシのほうですが、ウチにやってきた5匹のオタマ「タマちゃん
ズ」(個体識別できるわけもないのでこう呼んでいます)は驚異的なスピードで成
長しています。なんせ一日であきらかに一回り程ずつ大きくなって行くんですから
すごいもんです。
食欲も旺盛でパンやご飯粒、ほうれん草などなんでもパクパクやっています。
最初あった栄養袋がなくなるまではじっとしていることの多かった彼らも今は活発
に動くのですが、なんだか怠け者です。
というのも、例えば水面までパタパタパタ
っと泳いでいったかと思うと突如泳ぐのをやめ、水中を自然落下、水底でポヨンと
バウンドして止まりしばらくじっとしている・・・なんて具合で、魚のように泳ご
うという意思で泳いでいる感じではありません。だって底でバウンドしてるんです
よ!かわいいやらあきれるやら・・・
餌についても、水の中に落としてもすぐに気づくのではなく、底をはいまわってい
る間に見つけるともぐもぐ食べ始めていつまでも放さない、そんな感じです。
おもしろいのは、パンなど白いものを食べるとお腹が白くなったこと。消化器官が
透明なのか、食べたものの色が白いと判るのです。(ほうれん草はあまりそうは感
じませんでしたが、濃い緑なのでわかりにくいのでしょう)
これをよく考えてみた
のですが、自然の中でオタマを探してもなかなか見つからないことに思い当たりま
した。
モリアオのオタマジャクシは口のカタチがおちょぼ口でどちらかというと底
にあるものを削り取れるようにと思われるのですが、下向きについています。(ち
ょうど熱帯魚で水槽の掃除屋さんとして飼う底にすむ魚のような口です)底にある
コケなどを食べているのでしょうね。
ということは食べたものの色が見えた方が保
護色になるのではないでしょうか?
泳ぎ回っても同じ所にすむ魚などに発見されに
くいようになっているのかもしれません。これからも楽しみです。
さて、卵塊情報です。
いつもの観察ポイントで6月22日に新しいロット(というんでしょうか)で10
個の卵塊を確認しました。
以前のものはほとんど孵化したようです。この卵塊はそ
っとさわるとまだふにゃふにゃしっとりしていたので、新しいもののようでした。
その後雨が降り続いていたのでまだ見に行っていません。
昨日の大雨が心配ですね。
6月18日 ようやく雨が降りましたね。
やっぱり雨がないと緑がきれいになりません。
カエルさんにも恵みの雨でしょうね。
さて。
モリアオの産卵状況ですが、また一つ14日月曜日現在で卵塊が増えていました。
が、以前にあった3〜4個が(手の届く木の枝にあったためか)なくなっていまし
た。
木の枝の折れ具合から判断するに、卵塊を持ち帰ったのではなく、バーベキュ
ーなどに来た人が何の気なしにふざけて枝を折ったものと思われます。
悲しい出来
事でした。最近は土日に天気が悪いとホッとします。
他の卵塊は順調に孵化を始めているようです。ただ雨が少なかったため幾つかの卵
塊をチェックしましたがカラカラになってしまったオタマジャクシが卵塊に張り付
いているものも幾つかありました。
ところが試しに水をかけてみるとまだ動き出す
個体もあり、オタマジャクシの生命力に感心しました。
目についたものに水をかけてみたのですが、十数匹が無事水の中へと産まれていき
ました。
いったんいっせいに孵化が始まると卵塊に穴をあけるため、雨がないとこのような
乾燥という事態になるのだなあということを発見しました。
その中から6匹だけ連れ帰りました。1匹はすでにしっぽが曲がっていてすぐに死
んでしまいましたが、5匹は元気に水槽にいます。
まだ生まれたてでじっとして動
きませんが、お腹には栄養袋と思われる白い袋を持っています。
この栄養袋?がす
ごくて、お腹側から見ると指紋のような渦巻きがあり、これによって水槽の側面な
どに張り付くことが出来るようです。
オタマの成長は早く、連れ帰った翌日には確実にひとまわり大きくなっていました
。体長は現在3センチほどです。
卵塊といえばちょっと困ったハプニングがありました。
卵塊の状態を見に行った帰
りの道すがら、道路脇のコンクリの壁面で、ひとつ卵塊を見つけたのです。
下には
数センチの深さの小さな水たまりがあるだけ。やむをえず産卵してしまったのでし
ょうが、このままでは孵化しても全滅してしまうだけの状態でした。
やむをえず持ち帰ったのですが、止水している池で手頃な場所がなく、(私たちが
手の届くような所では先述のように人の手が入る恐れもあるので・・・)どないし
たもんかいなあと頭を抱えています。
卵塊の状態からいって孵化にはまだ時間があ
りそうなので何とか(最悪は孵化まで待って放流するしかないでしょうね・・・)
しようと思っているのですが・・・ええいもっと場所を選ばんかい!と思った出来
事でした。
さて、わが家のモリアオ「ぺんた」は元気にしています。
最近水槽の中のレイアウトを少し変えて、土を入れてポトスと木の枝を入れました
。
このごろは蓋が開くと餌が来ると認識しているような・・・ピンセットを見上げ
て待っているしぐさをするようになりました。
食欲は旺盛でカワゲラだと1日に二
匹はぺろりと平らげます。
夜暗くなると活発に水槽の中を動き回り、高いところへ
高いところへ行きたがるようですが、昼間はべたーっと顎を床や水を入れている素
焼きの皿のフチにつけてだらんとしています。
ところで些細な発見を一つ。
カエルは(モリアオもアマガエルも)高いところから落下するとき猫のように必ず
おなか(脚)を下にして着地しますね。
どうみてもひっくりかえって落ちた!と思
われる落下の仕方でも、横向きでも、頭が下の状態で落下しても、背中から落ちる
ことがありません。
樹上生活をするカエルには吸盤があるのでたいがいはどこかにひっかかって下まで
は落ちませんが、三半規管は相当発達しているようです。
さあうちは今水槽が3つになってしまいました。
まさにカエル屋敷まっしぐらです。
晴れている日、わが家でクーラーをつけずにいると気温は30度近くまで上がるよ
うになりました。
湿度は55〜60%くらい。アマガエルの経験で行くと、まだそ
う気温に神経質にならなくても大丈夫だと思います。
6月13日 こんにちは
めっきり暑くなりましたね。
わが家のモリアオはすっかり慣れて、カワゲラをピンセットでつまんで目の前に持
っていくとパックリ食べてくれるようになりました。
今日は2匹のカワゲラを食。
パックリ食べる様子が何とも愛らしくすっかりわが家のアイドルです。
さて、モリアオの産卵状況ですが、以前から報告しているポイントで今日6月12
日現在11個の卵塊が確認できました。
以前からあるものはだいぶアワがあらくなって表面はかなり暑さにさらされている
様子がうかがえます。
アリなどの虫も表面には居ますが、中には進入できない様子。あのアワは様々なも
のから卵を守っているのですね。
わが家の周りは夜になると相変わらずアマガエルの大合唱が聞こえますが、モリア
オの鳴き声もなれると案外たくさん混ざっているのがわかります。
もうしばらくするとウシガエルの声がもっとハバをきかせてくるだろうと思います
が・・・
以前ウチにいた先代のアマガエルは、お腹がすくとゲエッゲエッでした。
わが家のモリアオはどうもリラックスしているときに鳴くようです。
時間帯では昼
間より夜、夜中から明け方にかけてが多く、昼間も時々クルクククとやっています
。
今ウチにいるアマガエルは唐突に鳴く以外はまだまだ落ち着きがなく、餌も手から
は食べてくれません。
水槽に放せば食べるので環境に慣れていないのでしょう。
カエルの知性の発達の度合いが種によって違うのかどうかは判りませんが、比べて
みると、モリアオガエルの方が状況を観察し、用心深い反面、環境への適応能力が
あるように思います。
水槽の中に何カ所かお気に入りの場所もできたようです。
アマガエルは、個体による性格差が激しく、野性的で、何考えてるのか判らない行
動も多々あります。
現在わが家にいるアマガエルを含めて4匹のアマガエルを見て
いますが、モリアオガエルほど早く環境に適応した個体はありませんでした。
これから餌の確保難に備えて、釣り餌のさし虫をせっせと羽化させている真っ最中
のわが家はますますカエル中心になりそうです。
6月9日 わが家のモリアオガエル「ぺんた」は、ますます環境にも慣れて、ピンセットでつ
まんだ羽虫もたべるようになりました。
夜暗くなると「コロココココココ」とよく鳴いています。
アマガエルと違ってまばたきするんですね。
明るいところではほとんど黒目を細めて時々まばたきをしています。
産卵といえば、以前にお話ししていた雲ヶ畑「出会橋」を「魚谷」の方にはいった
砂防ダムのところでもモリアオの産卵が始まりました!!!!!!!!!!!!
短径13から15センチ、長径20センチほどの卵塊が先週の金曜日の時点で9個
、今日、水曜日の時点で一つ増えて10個になっていました。
きめが細かくて、金色がかっていて、メレンゲ状というよりバタークリームのよう
ですね。
その下ではモリアオが1匹泳いでいきました。
泳いでいるモリアオを見たのは初めてでしたが溺れているような水泳しているよう
な、何ともかわいらしい姿でした。
泳いで散歩している生き物ではシマヘビを以前
発見してかわいいなあとおもっていたのですが、今日のモリアオはその上をいって
いるかもしれません。
魚もアブラハヤが産卵期に入っていて、成魚のお腹はパンパンです。
小さな稚魚も
すでにたくさんいますが、その中に混じって今日野生のアマゴを1匹見つけました
。
水の深さは30から50センチほどのトロ場で、日曜日ともなるとバーベキューの
団体でいっぱいになるところなのですが、さすがに平日はだれもいません。
願わく
ば無事に魚もカエルも育って欲しいものです。
6月2日 モリアオさんは元気にしています。
水槽の中にお気に入りの場所も見つけたようで、落ち着いています。
餌は水槽の中に放したカワゲラを食べたようです。
糞をしていました。
体長は約10センチほどで、色は背中側が深い緑色(ヨモギ色っていうのか・・・
深緑です)一色で白いお腹側に汚れたようなかすかな黒いブチがみえますが、斑紋
というはっきりした感じではありません。
5月28日 現在わが家にいるモリアオさんは、元気です。
樹上生活ということなので、イタドリの枝などを水槽にいれたところ、葉っぱの上
や下にもぐって目をきょろきょろさせています。
オスかメスかまだ確信が持てないのですが、昨夜、2回だけコロロコロロという声
を聞いたような気がするのです。
生息地についてですが、私の住んでいるところは京都市の北山(通りの名ではなく
、東山、西山などというときの北山)のふもと「西賀茂」というところで、自転車
でもすぐに山に入れるところです。
その日は雨で、蛙に逢えるかナーと深夜車で「雲ヶ畑」方面に向かったのですが、
高橋という橋を少し過ぎたところで、道路を横断するモリアオさんに出会いました
。
旦那の話では、小さい頃から近くの池や山でモリアオはよく見たそうで、今回もし
、
モリアオに出会っていなくても今年は毎年モリアオの卵があるらしいという所へ
もともと卵を見に行く予定をしていました。
その場所は、雲ヶ畑の「出会橋」というところを「魚谷」方面へいく途中にある河
原で、いつもワタシはアブラハヤを釣りに行ったりイタドリやイチゴを食べに行っ
たりするところです。
ただそこは車で行けるので、夏になるとバーベキューの団体
が山盛り来てしまい、なかなか静かに遊ぶのは難しいのですが・・・
そっち方面にいかず更に雲ヶ畑のメインストリートを行くと「岩屋橋」という橋が
ありそこから山手に入ったところに「志明院」というお寺があるのでもしかしたら
ご存じかもしれません。
すんでいるところが山の麓なので、あまり特別山に入った!という感じはしないの
ですが、低山地帯とはいえ北山は野生の狸や鹿や熊もいるところ。
最近は近くにゴ
ミ焼却場ができるとかで、でっかいトラックがブンブン通っていくのがなんとも悲
しい限りです。
ただ、山林価値が低山のためあまりあがらないせいもあってか、かろうじて自然の
息づかいを聞くことは今のところできています。
まあまあ幸せな環境なのでしょうね。
ちなみに雨蛙はウチの前にも山ほどいます。
もうすぐウシガエルの声も聞こえてくるかなーと楽しみにしています。
5月27日 こんにちは
突然お便り申し上げます。
以前ニホンアマガエルを飼っていました。
冬越しはしたのですが、最近突然脱走して死んでしまいました。
最近蛙の鳴き声がひっきりなしに聞こえるようになり、寂しいので、夜、蛙にあお
うと出かけたところ、モリアオガエルを見つけました。
今、わが家の水槽にいます。
見たところまだ興奮しているようなので、トビケラを水槽に入れましたが食べませ
ん。
でも、いろんなものに反応しているので目はいいのかなーと感じます。
芦田千里さんのモリアオ「ペンタくん」との出会いからです。